カードローンでお金借りる時は、どこを利用するにも申し込み後に審査に通る必要があります。
お金を借りたいのに審査があると、落ちるのではないかと不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「カードローンの審査に通りやすい条件が知りたい!」
「審査の時に必要な書類は何なの?」
「申し込み後の在籍確認がどうなるか不安」
上記のような疑問や不安を持っている方に向けて、カードローンの審査に通りやすい条件を紹介します。必要書類や在籍確認についても合わせて解説しますので、参考にしてください。
カードローンの審査に通りやすい人とは?審査基準を解説
カードローンの審査では主に本人確認と返済能力の確認が行われています。
審査に通りやすいのは返済能力のある方ですが、具体的にどのような状況なら審査を通過できるのでしょうか。カードローンの審査基準について、確認しましょう。
カードローンの審査申し込みの前提として利用条件に合っている必要がある
カードローンに申し込む場合、最低限満たしていなければいけない利用条件が提示されています。
利用条件に合っていない場合はそもそも申し込みができないので、注意しましょう。
例えばプロミスでは、申し込める方の条件を以下のように定めています。
- 年齢18歳以上69歳以下の本人に安定収入がある方
- パートやアルバイトによる安定収入でも申し込み可能
カードローンの利用条件に該当していれば審査が受けられます。
申込時の入力情報で返済能力をチェック
カードローンに申し込む際、申し込みフォーム(または申込書)に必要事項を記入します。
記入された内容を元に、返済能力がチェックされます。
返済能力があるかチェックされる項目は以下の通り。
項目 | ポイント |
---|---|
職業・勤務先 | 倒産がない職場や倒産しにくい職場だと有利に (公務員・大手企業の会社員など) |
雇用形態 | 退職しにくい点で正社員が有利 パートやアルバイトなどもでも利用は可能 |
勤続年数 | 長いほど辞めにくいと判断されて有利 |
年収 | 金額よりも毎月決まった収入を得ているかがポイント 年収が高い人の方がまとまった金額が借りやすい |
居住(家賃・住宅ローン) | 引越して連絡が取れなくなる可能性が低いので居住年数が長い方や持ち家の方が有利 家賃や住宅ローンの負担は融資額に影響 |
家族構成 | 家計を把握するための項目 子どもの人数や結婚の有無などを元に出費の傾向を見る |
上記の項目それぞれで判断するのではなく、総合的に判断して審査の可否や利用限度額を決める参考にします。
申込先によって審査基準は違いますが、返済を続けるには定期収入が必要なので、収入に関して特に重点を置いて審査が行われます。
「信用情報」の照会で他社借入や滞納をチェック
カードローンの審査では、信用情報の照会によって他社借入や滞納についてチェックしています。
信用情報とは個人のローンやクレジットカードの利用に関する情報で、以下の3つの信用情報機関に保管されています。
- 消費者ローンに関する信用情報を登録するCIC(株式会社シー・アイ・シー)
- 与信事業を運営する事業の加盟率が高いJICC(株式会社日本信用情報機構)
- 銀行や銀行と法的に同視される金融機関が加盟する全国銀行個人信用情報センター
カードローン会社は3つの信用情報機関のいずれかに加盟していて、以下のように情報のやり取りをしています。
- 利用する人の信用情報を開示
- 情報開示の申し込みを受けた際に信用情報の照会
CICを例に、保管されている情報の具体的な内容を確認しましょう。
信用情報の種類 | 項目 |
---|---|
申込情報 (カードローン会社が申し込みを受けて情報を照会した記録) |
本人を識別する情報(氏名・生年月日・電話番号など) 申込み内容に関する情報(紹介日・商品名・契約予定額・情報を照会した会社など) |
クレジット情報 (契約内容や支払状況など) |
本人を識別する情報(氏名・生年月日・電話番号・公的資料の番号など) 契約内容に関する情報(契約日・商品名・契約額・登録会社名など) 支払状況に関する情報(残債額・入金額・入金履歴・異動[延滞・保証履行・破産]の有無など) |
利用記録 (契約者に対して返済能力の調査を行った記録) |
本人を識別する情報(氏名・生年月日・電話番号など) 情報の利用に関する情報(利用日・利用目的・利用会社名など) |
申し込みを受けて信用情報を照会すると、他社借入や滞納を確認できます。
他社からの借り入れが多い場合や、すでに返済が延滞している場合は、新たにお金を貸しても返済できる状況にないと判断されて、審査に通りません。
貸金業者から借り入れできる金額の上限は年収の3分の1まで
カードローンの発行元が消費者金融や信販会社など貸金業者に分類される場合、貸金業法という法律の関係で借りられるのは年収の3分の1の金額までです。
複数の会社から借り入れをしている場合は、借入額を合計して3分の1までになるように計算します。
例えば年収が300万円の方が借りられるのは、最大で100万円までです。すでに別の業者から50万円借りていたら、新たな申し込み先で借りられるのは50万円までです。
過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。(引用元:日本貸金業協会│お借入れは年収の3分の1までです)
カードローン審査の流れを4つのステップで解説
カードローンの審査は、以下の4ステップで行われます。
- 申し込みに必要な情報を入力して審査依頼
- 貸付審査の必要書類を用意して提出
- ローン会社が信用情報を照会して審査
- 在籍確認が必要な場合は、職場などに電話がある
もう少し細かく審査ステップごとの詳細を確認しましょう。
ステップ1「情報を入力して審査に申し込み」
ステップ1では申し込みフォームや申込書に必要事項を入力・記入して、申し込みをします。
アイフルを例に見てみると、申し込みの際に入力する必要があるのは以下の項目です。
申込金額について | 希望の限度額 借入目的 |
申込者の情報 | 氏名・生年月日・性別・結婚の有無・扶養家族の人数・メールアドレス・運転免許証の有無(持っている方は免許証番号を入力) |
自宅の情報 | 住所・電話番号・住まいの種類(持ち家か借家か)・ローンや家賃の金額・入居年月・家族と同居か別居か |
勤め先の情報 | 勤務先の名前・電話番号・雇用形態・健康保険証の種類・業種・会社の規模(正社員の人数)・給料日・税込年収・入社年月・副業の有無と内容 |
他社の利用状況 | 他社からの借入金額 |
申し込むカードローンによって、項目に違いがあります。聞かれる情報が幅広いので、正確に答えられる準備をしておきしましょう。
ステップ2「必要書類の用意と提出」
ステップ2では、審査に必要な書類を提出します。
カードローンの審査で求められる可能性があるのは、以下の2点です。
- 本人確認書類
- 収入証明書類
本人確認書類はどのカードローンに申し込んでも、必ず提出が求められます。収入証明書類は状況によります。
必要書類の提出方法の例は、以下の通り。
- メール
- アプリ
- ファックス
- 郵送
- 自動契約機から
- 店頭で提出
申し込み先のローン会社によって対応できる方法が異なるので、確認したうえで提出しましょう。
ステップ3「信用情報の照会」
カードローン審査3つ目のステップは信用情報の照会です。
必要書類の提出によって本人が申し込んでいると確認が取れたら、ローン会社が信用情報の照会を行います。
返済能力に問題がないと判断されれば、次の手続きへと移ります。
ステップ4「勤務先などの情報を把握する為の在籍確認」
在籍確認とはカードローンの審査に申し込みした際に申告した勤務先で本当に働いているか、裏付けのために勤務先に電話で連絡することです。
収入を得ている前提で審査をしているので、虚偽の職場の記入や退職した職場の記入などがあれば、カードローンの審査をした意味がありません。
勤務先に電話をすればその職場で働いていると確認ができるので、直接連絡をする方法が取られます。
在籍確認がきっかけで、職場の同僚に借り入れがバレるのではないかと不安に思う方もいるかもしれませんが、在籍確認で借り入れが知られる心配はありません。
在籍確認の際にはプライバシーに配慮して、個人名で連絡をする・担当者の性別の希望に応じるなどの対策がされています。
ローン会社が在籍確認の際に、電話をかける場合は以下のような伝え方をします。
【○○(担当者の個人名)と申しますが、□□さん(申込者)はいらっしゃいますか?】
カードローンの申込者がその場にいる場合は、電話に出て簡単な確認があって在籍確認は終了です。
申込者がいなくても、「外出中」「会議中」といった内容の返答があれば在籍確認は終わります。
カードローンの審査にかかる時間の目安
カードローンの審査にかかる時間は、消費者金融の場合最短であれば30分程度で終わるケースもあります。
銀行ではさらに時間が必要です。
どれくらいの時間がカードローンの審査には必要か、具体的に確認しましょう。
銀行カードローンは翌営業日以降に回答
銀行カードローンは反社会勢力にお金を貸さないために、審査中に警察庁のデータベースに申込者の情報を照会するルールになっています。
照会に時間が必要なので、即日審査の結果は出せません。
最短でも審査結果が出せるのは申し込みの翌日です。
いくつかの銀行カードローンを例に、審査結果が出る時間を見てみましょう。
銀行 | 審査時間 |
---|---|
みずほ銀行カードローン | インターネット申し込み:翌営業日以降 店頭申し込み:翌々営業日以降 郵送申し込み:申込書到着後の翌々営業日以降 電話申し込み:申し込み受付後の翌々営業日以降 |
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 最短翌営業日 |
三井住友銀行カードローン | 本人確認書類提出後、最短翌営業日 |
申し込み状況によってはさらに時間が必要な場合もあります。
消費者金融カードローンなら審査回答まで最短30分
大手消費者金融の公式サイトに記載されている審査時間に関する案内を、まとめて確認しましょう。
大手消費者金融 | 審査時間 |
---|---|
アイフル | 最短30分 |
プロミス | 最短30分 |
レイクALSA | ネット申し込み:最短15秒で画面に結果を表示 電話申し込み:その場で審査結果を連絡 自動契約機:申し込み画面に審査結果を表示 |
SMBCモビット | 最短30分 |
アコム | 最短30分 |
多くの大手消費者金融の場合、最短であれば30分で審査結果が出ます。
審査状況や申し込み時間によってはこの限りではありませんが、銀行カードローンよりは対応が早い可能性が高いですね。
カードローン審査の必要書類は本人確認書類と収入証明書
カードローンの審査を受ける際の必要書類は、本人確認書類と収入証明書類です。
どのような書類を提出すればいいのか、具体的に確認しましょう。
カードローンの審査を受けるには本人確認書類が必須
他人が成りすまして借り入れをしようとしていないか確認する意味もあるので、カードローンの審査には本人確認書類は必須です。
本人確認書類として利用できるのは、以下のような書類です。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- パスポート
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 特別永住者証明書
運転免許証または運転経歴証明書の提出を求め、持っていない方の場合は別の書類を案内する業者が多いです。
例えばプロミスでは、本人確認書類として運転免許証を挙げています。
運転免許証を持っていない方は、パスポートまたは健康保険証と、住民票や公共料金の領収証などの書類1点を合わせて提出するように、公式サイトが案内しています。
外国籍の方は上記の書類と合わせて、在留カードまたは特別永住者証明書も必要です。
「運転免許証」をお持ちでない方は、「パスポート(2020年2月3日以前に申請し、発行されたもので、住所欄に現在お住まいの自宅住所が記載されているもの)」または「健康保険証」+「1点(例:住民票)」をご用意ください。
外国籍の方は、「在留カード」または「特別永住者証明書」をあわせてご用意ください。(引用元:プロミス│お申し込みに必要なもの)
借入する金額によって収入証明書の提出も必要
カードローンの審査では借入する金額によって収入証明書の提出が必要となる事もあります。
消費者金融など貸金業者で借り入れをする場合、貸金業法によって以下の条件に当てはまる場合に収入証明書の提出が義務付けられます。
画像引用元:日本貸金業協会
- 1か所の貸金業者から50万円を超える借り入れをする場合
- 申込先の貸金業者と他の貸金業者からの借り入れを合わせると100万円を超える場合
返済能力を調査するためには正確な情報が必要なので、以下のような信頼性の高い書類の提出が求められます。
- 源泉徴収票
- 支払調書
- 給与の支払明細書
- 確定申告書
- 青色申告決算書
- 収支内訳書
- 税額通知書
- 納税証明書
- 所得証明書
- 年金証書
- 年金通知書
参考:日本貸金業協会│「収入を証明する書類」の提出が必要な場合があります
上記の書類のうち、消費者金融が指定するものを提出します。
例えばプロミスは、収入証明書として以下の書類を指定しています。
- 源泉徴収票
- 確定申告書
- 税額通知書
- 所得証明書
- 給与明細書(直近2ヶ月分と直近1年分の賞与明細書を合わせて提出)
業者ごとの取り決めを確認したうえで提出しましょう。
銀行カードローンでの収入証明書類の扱い
銀行は貸金業者ではないので、銀行カードローンには収入証明書類の提出に関して法律の取り決めはありません。
銀行カードローンの場合は、独自の取り決めによって収入証明書類の提出が求められるケースが多く見られます。
いくつか例を見てみましょう。
銀行 | 審査時間 |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 希望の利用限度額が50万円以下なら不要 |
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 50万円を超える利用限度額を希望する場合に必要 |
三井住友銀行カードローン | 50万円を超える申し込みの際に必要 |
イオン銀行カードローン | 希望の利用限度額にかかわらず審査結果によって必要とされるケースあり |
必要であれば収入証明書類を提出できるよう、準備しておきましょう。
カードローン審査で在籍確認の電話なしにする方法とは?
カードローンの審査では、在籍確認の電話をなしにする方法があります。
それらの業者では在籍確認をしないのではなく、職場への電話以外の方法で返済能力のチェックを行っています。
どのような方法があるのか、具体的に確認しましょう。
アイフルなら原則勤務先への在籍確認(電話連絡なし)
アイフルでは原則として勤務先への電話連絡がないので、在籍確認の電話が不安な方はアイフルに申し込む方法があります。
原則なので絶対に勤務先への連絡がないとは言えませんが、電話がない可能性の方が高く安心感がありますね。
SMBCモビットのWEB完結で審査申し込みの場合は電話連絡なし
SMBCモビットでは「WEB完結」という方法で申し込んだ場合に、電話連絡をなしにできます。
WEB完結はすべての手続きをインターネットで完結できるサービスです。
確認が必要だと判断されれば電話がかかってくるケースもありますが、基本的には電話なしで審査が受けられます。
WEB完結申込の条件に注意
WEB完結で申し込むには、以下の条件をすべて満たしている必要があります。
- SMBCモビットが指定する金融機関※に申込者名義の口座がある
- 指定する金融機関にある口座をSMBCモビットからの貸付・返済に利用する
- SMBCモビットが指定する書類の写しを提出する
※三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行のいずれか
指定の書類は以下の通りです。
本人を確認できる書類 (いずれか1点) |
運転免許証・パスポート |
現在の収入を証明できる書類 (いずれか1点) |
源泉徴収票・税額通知書・所得証明書・確定申告書・直近2ヶ月分の給与明細書(用意できる場合は直近1年分の賞与明細書も合わせて提出) |
勤め先を確認できる書類 (2点とも提出) |
健康保険証(社会保険証または組合保険証) 直近1ヶ月分の給与明細書 |
健康保険証の種類が社会保険証または組合保険証に限られていて、国民健康保険証などは対象とならないので注意しましょう。
レイクALSAは相談すれば電話なしの可能性も
レイクALSAでは通常勤務先への電話連絡が行われますが、相談すれば電話連絡なしの対応に変更できる場合もあります。電話連絡をなしにすると、書類の提出が必要になります。
電話連絡が行われる際も担当者の性別を希望できるなど、細かい配慮をしてくれるので安心感がありますね。
カードローン審査で落ちるのを避けるための注意点3つ
カードローンの審査で落ちないために、注意点が3つあります。
申し込むまでに準備をしっかりして、審査落ちの可能性を減らしましょう。
一度にたくさんのカードローンに申し込まない
一度のたくさんのカードローンに申し込むと、以下の理由で審査に不利になるケースがあります。
- お金に困っていると思われる
- 審査に通ったとしても利用履歴が複数の会社に残る
個人信用情報機関には、カードローンの申し込み履歴も残ります。
一度にたくさんのカードローンに申し込むと、申込情報がほぼリアルタイムで更新されるので、審査が行われるタイミングによっては申し込みを多数しているとわかります。
あちこちに申し込まなければいけないほどお金に困っていると思われて、返済能力がないと判断される可能性も。
多数のカードローンの申し込みをしていることで、収入面などの審査要素に不安材料があるのではないかと警戒される可能性があります。(引用元:三井住友カード│申し込み履歴が不利に働く場合がある)
タイミングの関係で複数のカードローンの審査に通ったとしても、借入先が多ければ返済の管理が難しくなります。
カードローンを利用すると個人信用情報機関に情報が登録されるのと同時に、利用先の会社でも独自に利用者の情報が登録されます。
個人信用情報機関の情報は一定の期間が経過すれば削除されますが、利用先独自の情報は半永久的に保存されたままのケースも。
複数のカードローンを管理できずに数社で延滞すれば、延滞した情報があちこちに残り、その会社で再び借りるのが難しくなります。
スマホ代やクレジットカードなどの滞納は解消しておく
スマホ代・クレジットカード・ローンなどの滞納があると、その情報が信用情報機関に掲載されているので、返済能力が疑問視されて審査に通りません。
延滞を解消するとその事実も登録されます。
延滞を解消しても過去に延滞をした記録は一定期間残りますが、延滞したままよりは印象が良くなります。
とはいえカードローンによっては延滞の記録があると審査に通りにくい場合もあるので、注意が必要です。
個人信用情報機関の情報は一定期間で削除される
指定信用情報機関に登録された情報は、一定の期間が経過すれば削除されます。
3つの信用情報機関それぞれが、情報の掲載期間を決めています。
例えば延滞の場合、情報が保有される期間は以下の通りです。
CIC | 契約期間中および契約終了後5年以内 |
JICC | 契約継続中および契約終了後5年以内 |
全国銀行個人信用情報センター | 契約期間中および契約終了日から5年を超えない期間 ※完済していない場合は完済日から5年を超えない期間 |
いずれの機関でも5年間は記録が残る可能性があります。
申込時は情報を正確に入力する
申込時には情報を正確に入力しましょう。
情報に間違いが多いと、以下のような問題が起こります。
- 情報の確認が必要で審査に時間がかかる
- 間違いが多いと正確な審査ができず審査落ちの原因になる場合も
- 意図的な嘘か判断できず印書が悪くなるケースも
情報の間違いが多いと正確な情報を確認するために時間が取られ、審査に時間がかかります。
間違いが多いと審査に必要な情報が足りず、審査が上手くできない場合も。
書類からは意図的な間違いか判断できないので、信用できないと判断されて審査落ちの原因になるケースもあります。
情報は正確に入力して、きちんと審査が受けられる状況にしましょう。
カードローン審査のFAQでよくある疑問を解決!
カードローン審査に関してよく見られる疑問に対する回答を、まとめて紹介しています。
申し込み前に確認して、疑問を解決しましょう。
審査が甘いカードローンや審査がないカードローンはある?
正規の消費者金融から借りる場合、審査が甘いカードローンや審査がないカードローンはありません。
消費者金融が守るべき法律である貸金業法の第13条で、申込者の返済能力の調査をしなければいけないと決まっているからです。
第十三条 貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合には、顧客等の収入又は収益その他の資力、信用、借入れの状況、返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならない。(引用元:e-GOV法令検索│貸金業法)
貸金業法は安心して利用できるな貸金市場の構築を目的とした法律で、申込者の返済能力を超えた貸し付けを禁止しています。
法律で定められているので、審査を甘くしたり審査をなくしたりはできません。
複数の会社のカードローンに申し込んでも大丈夫?
複数の会社のカードローンへの申し込みは、可能です。
ただし一度に申し込む件数が多すぎると、以下の理由で審査に悪影響が出るので注意しましょう。
- お金に困って何としてでも借りたいと焦っていると思われる
- 借り入れを繰り返す癖があると思われる
カードローンの審査に通るには、返済能力が求められます。
お金に困っている方や借り入れを繰り返す方は、いずれ返済が滞ると判断されるため、審査に通りにくくなります。
信用情報を照会すれば申し込みに関してもほぼリアルタイムでわかるので、同時に申し込むのは多くても2社までにしましょう。
カードローンの審査に落ちたら次に申し込む前に何をすべき?
カードローンの審査に落ちた場合、次のような対策が考えられます。
- 信用情報に問題がないかチェックする
- 借入額を把握する
- 複数申し込みをした方は6ヶ月待ってから申し込む
- 書類の不備に注意する
- 所得が低い方は緊急小口資金を利用する方法も
カードローンの申し込み時点での借入状況や借入額を把握すると、信用情報に問題がある・借入額が多すぎるなどの問題点が発覚する場合も。
問題点次第ではきちんと対策を取れる場合もあるので、問題点の把握は重要です。
複数のカードローンに一度に申し込んだために審査に落ちた方は、信用情報機関から申し込みの情報が消える6ヶ月後を目途に再度申し込みましょう。
書類に不備があると審査に通らない可能性が高いので、慎重に記載する必要もあります。
所得が低く安定収入がない場合には、カードローンではなく公的な融資「緊急小口資金」を利用する方法もあります。
緊急小口資金とは生活福祉資金の一種
「緊急小口資金」とは「社会福祉資金」と呼ばれる公的融資制度の一種。
社会福祉資金は、経済的に低所得者・高齢者・障害者の生活を支え、在宅福祉や社会参加の促進を目的とする貸付制度です。
緊急小口資金は社会福祉資金の「福祉資金」に分類される貸付で、緊急で一時的に生計の維持が難しくなった時に少額の借り入れができる資金の種類です。
貸し付け条件は以下の通り。
貸付限度額 | 10万円以内 |
据置期間 ※返済を待ってもらえる期間 |
貸付日から2ヶ月以内 |
返済期間 | 据置期間が終了してから12ヶ月以内 |
利子 | 無利子 |
連帯保証人 | 不要 |
緊急小口資金による貸付を受けるには、就職が内定している場合を除いて自立相談支援事業の利用が条件です。
自立相談支援事業とは相談者それぞれの状況に合わせて、自立に向けた支援プランを検討する事業です。
審査は各都道府県の社会福祉協議会が定めている基準を元に行われます。
借り入れを希望する場合は、住んでいる市区町村社会福祉協議会に相談して申し込みましょう。
緊急小口資金のメリットは、無利子で借り入れが可能な点です。
参考:E-LOAN │カードローンのかんたん返済額シミュレーション
利息は軽減できますが、公的融資なので生計の維持が困難な状態の方しか利用できません。
緊急小口資金には新型コロナウイルスに関する特例がある
新型コロナウイルスの流行に伴い、主に休業した方に向けて緊急小口資金の特例が設けられています。
新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減り、緊急かつ一時的に生活維持のための融資が必要な世帯に対しては、通常10万円以内の融資額を20万円以内に引き上げるなどの対策が取られています。
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